美容皮膚科とただの皮膚科では何が違うのでしょうか
病院やクリニックの看板には様々な診療科名が記載されています。
とはいえ法律によって標榜してよい診療科名は限定されています。
一方で医師免許があれば、どの診療科を担当しても問題ありません。
素人にはちょっと不思議な事実です。
だからこそよけいにわかりません。
例えば「美容皮膚科」とただの一般的な「皮膚科」では何が違うのでしょうか。
美容に特化している
美容という名称が付いていれば、美容に特化した診療をしてくれます。
もちろん一般皮膚科であっても美容に関するケアをしてくれるでしょう。
とはいえ一般皮膚科の医師であれば皮膚病や性病が専門のケースが多いようです。
なお昨今ではニキビを皮膚科で治そう！そんな機運があります。
当然医者なので対応してくれるでしょう。
それでもよほどの重症ではなければ、軽く扱われてしまう可能性も、なくはないようです。
健康保険が使えないことが多い
美容系のクリニックであれば、健康保険が使えないケースが多いでしょう。
ちなみに保険診療をする旨を承認されていない施設では、たとえ風邪を診てもらったとしても、そこでの治療に健康保険は使えません。
これも素人には理解しがたい点です。
とはいえ美容に関する治療法や術式の多くは、元々保険診療が認められていません。自由診療が基本です。
そのため美容と名の付く医療機関では、端から保健診療施設になっていないことがほとんどです。
整形もできます
美容と名の付くクリニックでは、暗に整形手術を行えるパターンもあります。
つまり整形と銘打つとソフトな患者さんは入りづらいでしょう。
しかし皮膚科を標榜していれば、毛穴のケアや脱毛してもらう！言い訳になります。
これはお互いにとって案外重要な話です。
どちらを選ぶべきか
単なる吹き出物の場合にどちらを選ぶべきか。
健康保険を使いたいなら、一般皮膚科がお薦めです。
とはいえトータルな美に拘るなら、美容を標榜するクリニックを選びましょう。
